この催しは、まつりの2日間で行われる能舞台催事を1日目は近隣の「市民」の方に開放しようという趣旨で数年前から実施しているものです。今回は「歌で綴る美しい日本の四季」として1部「童謡とダンスのコンサート」(無料)、2部「童謡と日本歌曲コンサート」(有料)を実施することとなりました。
3連休の中日となる9日(日)の夕方5時過ぎには、当久良岐能舞台は保護者に連れられた近隣の児童達(森の子クラブ)が続々と集まり熱気に包まれました。その数は約20人(全て女子児童)、保護者、指導の先生方含め約48人。(普段は利用者の平均年齢は70歳位?しょうか。その差60歳!)
最初は準備運動が始まりました。びっくりしたのは、全員が両足を畳の上に水平つけることができることでした。(バレリーナのようで、普段の稽古を積んでいることがそれだけで分かります)演奏と歌の先生方もスタンバイでいよいよリハーサルの始まりです。「かわいい魚屋さん」「茶摘み」「羽衣」「俵はごろごろ」「見てござる」ほか山男達には懐かしい童謡の生演奏と歌(ソプラノ等)に乗って生き生きとダンスする児童はまるで、人形が動き出しているようで見ている者をびっくりさせるものでした。この日まで相当な稽古を積んだものと思います。どのダンスもそのまま本番といっていい位出来上がっていました。「超かわいいー!」と思わず隣で見ていた久良岐の支配人(当館の館長)とも頷き合いま した。そして最後は全員で「故郷」を合唱してリハーサルは終了となりました。
この催しは、可愛いだけでなく、生演奏、歌に合わせて一糸の乱れもなく(?)ダンスする高度な内容のものとなっています。同世代はもとより、親御さん、孫を持つ年齢の方にもすごく楽しめるとの印象を持ちました。どうか皆様奮ってご来場下さい。そして当日の2部「童謡と日本歌曲コンサート」と翌日(23日)の「狂言道場」(14時開演)にも足をお運び頂き、今年の「久良岐まつり」をたっぷりとお楽しみ頂くようご案内申し上げます。(野外では例年通り町内会主催の模擬店、仮設舞台での発表会が行われます。こちらにもお立ちより下さい) 以上