昨年の9月に、お掃除編(1)として「建物内の掃除」について書きましたので、今回は「庭園内の掃除」について、少し書いてみようと思います。
まず、庭園内を掃除するときの道具ですが、これはみなさんがよくご存じの、竹ほうき、庭ほうき、ちり取り、ポリバケツまたは布袋、リヤカ―等を使用します。
布袋やリヤカ―を使うのは紅葉の後の落ち葉が最も多い季節(秋~冬)で、それ以外の落ち葉等の運搬はポリバケツを使用することが多いです。
ちり取りは道路脇にある溝幅に合わせたステンレス製の特注品です。
ちなみに10,000円程度だったそうです。
次に掃除をする場所ですが、
①園路(正門~建物付近までは普通車程度の通行可)
②庭園
③排水路(事務所前素掘り水路および舞台裏U字溝)
④奥庭~山門(裏門)までの通路(階段部)
等がありますが、日々の掃除はお客様の散策を考慮し、園路を優先して行うようにしています。
③は、お客様には直接関係のない場所でありますが、落ち葉等が堆積すると溢水する恐れがあるため定期的な清掃が必要となります。
また、④については、沿線が樹木や雑草で鬱蒼としているため階段部だけでもきれいにするように心掛けていますが、その日のスタッフの人数や施設を利用されているお客様への対応等により山門の方まで手が回らない日もあります。
この階段部の掃除はなかなか大変で、夏は蚊が多く、以前半袖のシャツで掃き掃除に行ったところ、10~20分程度で腕をボコボコにされたことがあり、あれ以来、少し暑苦しいですが、腕カバ―をし、さらに蚊取り線香を準備して挑むようになりました。
腕を常に動かしているからそんなに刺されることはないだろう、と思っていたら大きな大間違いです。
落ち葉の量で苦労するのは今からの季節で、しばらくは落ち葉と格闘する日が続きそうです。
しかし、散策中のお客様から「毎日大変ですねえ」とか「毎日きれいに掃除されているので気持ちがいいです」と声を掛けられると「もっともっときれいにしなくちゃあ」という気持ちになり、疲れも吹っ飛んでしまいます。
これからも、お客様に気持ちよく散策していただけるよう、日々頑張りま~す。
久良岐の尺八おじさん